アンガーマネジメント講座

まずは怒りについて段階を踏まえて説明します。

看護師に必須の怒りのコントロール方法

看護師が抱える問題として増えているのが、ストレスが原因で怒りの感情が表に出てしまうことです。怒りに囚われて行動してしまうと患者や職場の人間関係が悪い方向に進んでしまい、当初は些細な出来事だったはずが最終的に離職につながってしまう場合があります。看護師に限らず怒りはどの職場でも起こりうることなので、しっかりと怒りをコントロール術として注目されている「アンガーマネジメント」を実践する必要があります。

まず怒りには段階というものが存在し、突発的な言葉や行動に対してストレスを感じることで少しだけ冷静さを失う「イライラ」を感じるのが初期段階です。このイライラを感じた時には深く深呼吸をして少しだけ冷静さを取り戻す行動をしたのちに、なぜイライラしたのかを思い返してパソコンのメモ機能や白紙に書き記していきます。イライラの原因を紙に書くことで確認することによって、客観的に気持ちに向き合うことができることから初期段階の怒りを抑えることができます。

イライラを通り越して頭に血が上ったような状態になると、それは怒りが限界を超えて抑えられなくなる「キレる」という状態です。このキレるという状態になると、自分でも抑えることが困難なので自制が効かないために突発的な行動を起こしてしまいます。この状態になった時には、すぐに原因となっている人物や場所から離れることが大事です。原因から離れて別の物事に集中することにより、脳が切れた状態からすこしずつ冷静さを取り戻すことができます。ただ涙が出るなどキレた状態が長引くようであれば、電話やメールで職場の人に伝えることで回復の時間を確保することが重要です。

日頃から職場で怒りの感情が抑えれないと悩んでいる方はこちらのサイトで一度自身の《怒り》について客観視してみることをおすすめします。